消えた極龍エルドラゴ
なくなったベイブレードの話の続き。
今回なくなったベイは、限定品だった。そして、強かった。それだけでも悔しいのに、私が家に居たにも関わらずなくなってしまったことも悔しい。
今日の放課後、学校で「花壇の花植えボランティア」があったので行って来たのだが、帰り道で、土曜日に遊びに来ていた疑惑の少年K君に会った。前回、サットンのベイを盗ってしまったT君と一緒に、ベイブレードで遊んでいたので、さりげなく持ち物をチェックしてみたけど、エルドラゴは持っていなかった。
そのままスルーするのもなあ…と思ったので、思い切って声をかけてみた。
「土曜日、うちでエルドラゴ見たよね?」
「…わかんない」
「でもさ、おばちゃん(私)は2人が一緒にそれで遊んでいるのを見たよ。
途中でサットンが指を怪我してばんそうこうを巻いた時だよ。
最後に見たのがイツなのか、覚えてるかな?」
「…わかんない」
ここまで話していたら、T君が
「え?サットンのエルドラゴ、なくなっちゃったの?」
と声をかけてきた。なくなった日のことと事情を説明したら」
「おれ!土曜日はサッカーだった!」
と、自分が犯人ではないことを主張してきた。それは、多分、この間私が
「こういうことを一度でもしてしまうと、次に何かあった時も
T君がやったんじゃないかな、って思われちゃうんだよ?
T君がやってないのに、そんな風に思われたらイヤでしょう?」
と説教したからじゃないかなぁ……と思う。
もちろん、T君はウチに来ていないわけだし、「大丈夫、T君じゃないことは分かってるから(^^)」と声をかけておいたけれど。
問題はK君だ。わからない、覚えてない、しか言わない。サットンが気に入っているベイだから、土曜日も何回も使っていると思うんだよ…。これは憶測だけど、もし自分が何もしていないのなら、普通に「うん、あったよ。見たよ。」と言うんじゃないかな〜。わかんない、って怪しくないかなぁ。
でも、大人が2年生にそこまで詰め寄っていいのかも分からず、とりあえず
「何か思い出したら教えてね」
としか言えなかったけど…。
くそ!なんかむかつく!