上棟式に向けて その壱

今週の金曜日、新居の上棟式を行うことになった。上棟式と言っても、昔と違って大工さんの労苦を労うための宴席を設けたりする家も減っているらしく（まず、飲酒などが絡むから）、うちも「顔合わせ」がメインという感じで進めることにした。

さすがに手ぶらもなんなので、お土産に「上棟式用の弁当」なんかどうかしら？と調べてみたが、市内のあちこちに電話して分かったことは、
「上棟式用の弁当は、とても高い」
ということだった。鯛の尾頭と酒の小瓶がついて4000円スタート。当日、上等式に来てくれるのは、10人…つまり、弁当だけで4万。
ネットで販売しているところもあったけれど、おいしいのか、どのくらいの量なのか全然わからない。それに、配達先が23区内でない場合、注文個数が多くないとダメだったり、値段がいくら以上からと決まっていたりして、ちょっと厳しい感じ。

ちなみに、「上棟」の場合は、よその現場の大工さんにも応援を頼んで一日で屋根をガーッとあげちゃうみたいなので…。応援の大工さんは自分の現場を休んで来てくれることから、本来は日当が発生しちゃうらしく、それを「ご祝儀」という形であげるのが慣習になっているみたい。（ネット情報）

相場では、

大工さん1人5000円
棟梁や監督には10000円

らしい。が、当日来てくれる大工さんたちは8人。全員5000円にしたとしても、4万円。

言葉が詰まるクマプーと私。家にかかる予算が20万オーバーの現在、更に8万もかけて上棟式なんて出来ないなぁ。いや、やろうと思えば出来るけど、どれだけお金をかけてやればよいのか、感覚が麻痺しちゃうよ（私が）。

大工さんを夫に持つ友達に聞いてみたら、
「ご祝儀＋赤飯＋一升瓶またはビール6缶」
をもらってくることが多い、という回答。

悩んで悩んで、
「赤飯＋紅白まんじゅう＋エビスビール1〜2本」
にすることにした。ご祝儀はなし。

質素すぎるし、ご祝儀ないし、喜ばれないパターンなのかも知れないけど。この現場は「はずれだ」と思われるかも知れないけど…。
でも、せめて、よろしくお願いします、の気持ちだけは伝わってくれればいいなぁ。