卒園式

いよいよ、この日がやってきました。卒園式、私は花粉症プラス感動で鼻も目も真っ赤にして見ていました。もう、何でこんなに泣いちゃうのか分からない状態でした(笑)1人ずつ卒園証書をもらう時のサトトンの返事が立派だっただけで、もう泣いちゃっていました。

卒園式が終わった後は教室へ移動。子供達は、普段よりも数倍テンションがあがっていて、特に男の子は信じられないくらい暴れたり騒いだりしていました。そんな状態で、先生は一人一人を抱っこして、写真撮影に応じてくれました。この時点では、サトトンはにっこりしていたのですが…。

先生が最後のお話を始めたら、何故か

腹ばいになって、ふてくされたように話を聞いていました。歌う時もブーたれているし、親と先生が一言ずつ挨拶をかわしている間に教室から勝手に出て行っちゃってるし…。クマプーが説得して教室に戻しましたが、帰りの準備も文句を言っててご機嫌ナナメ。
　
大好きな友達との写真撮影も、ブータレた顔ばっかり。挙句、どこかへ走り去っていなくなってしまいました。やっと探し当てると、遊具の一番高いところに昇って、号泣していたのです。話を聞くと、
「今日は幼稚園最後だから、もう友達とは遊べないんだよ。
　ボクは、弟も妹も居ないから、もう幼稚園には来られないんだよ。」
と、泣いているのです。一生懸命、
「そんなことないよ、友達とはまた会えるし、幼稚園にはいつでも来ていいんだよ」
と説得しましたが、なかなか機嫌が治りません。

結局、大体の友達は泣いている間に帰ってしまい、園長先生や他のお世話になった先生たちもホールへと入ってしまって挨拶もできず、残った友達と撮った写真には、相変わらずブーたれた顔で写り…。ほかのママに、
「こうやって泣けるってすごいよ」
「これもまた思い出だよね」
と励まされ、労を労ってもらいました(^。^;;

帰り道では機嫌はすっかり治っていたのですが、最後の最後までサトトンは「ナイーブ」でした。