話し合い。
そうそう。年末に一旦休止宣言した土地探しを再び始めたんだった。11月に土地契約寸前でキャンセルした流れの中で、本当に東京にずっと住んでいいのかとか、秋田に戻るべきなのではとか、悩んでしまったゆえの休止だったけれど、クマプーの中ではまた続いていたのよね。で、私も、ハラをくくって東京に住むと決めたので、土地探し再開の運びとなったわけだ。
でも、依然としてサトトンの精神状態が不安定なままなので、それも心配だし、本当に予算内で注文住宅が建てられるのかも心配だし、幼稚園でやらねばならないこと、自分の趣味、家事(最後かよ)… などで、自分の中が飽和状態に。
やはり、一番心配なのは、サトトンのこと。お正月以来、すぐ泣いちゃったり、幼稚園に行きたくなかったり、 不安や焦り、叱られたり注意されたりすると、
「動いてるみたいに感じる」
と、めまいを訴えるというのも心配。それも、一度大きな病院で見てもらわないといけなくって、近所の病院から紹介状をもらってきたところ。
そんな状態なのに、クマプーは寝ても冷めても「家」「家」「家」という印象を受けていた私。私の優先順位とはまったく違っていて、なんだか自分一人で育児をし、サトトンのことを心配しているような気がしてきて、二週間前にとうとう喧嘩になりました。
「だんは本当は家なんていらないんじゃない?」
「最近、家も散らかってるし、全てにおいてやる気が感じられない。」
「家について考える時間がない、調べる時間がないっていいながら、
自分の趣味はちゃんとこなしているじゃないの。」
「ただ、手狭になったから家でもあればって思ってる程度なんじゃない?
それ以外に深く考えている?」
というクマプーの主張。
私の主張は、
「日々のことは、とりあえずこなしている状態。」
「朝から寝るまでサトトンが私にひっついてきて、常に構って欲しいみたい。
だから心が休まる時間も、1人でのんびりする時間もないような気がしている。」
「今はサトトンのことが一番気がかり。なのに休日も旦那はいつも私たちに背を向けて
PCの前で家のことばかり調べたり考えたり。」
「今の私は、たった1人で育児をしてるみたい」
口に出して初めて、私はこんな風に考えていたのだと、自分でも少し驚いてしまった。もちろん、クマプーも驚いていたけど。
あれから二週間経ち。
クマプーもサトトンとの時間を意識して持とうとしてくれている様子。以前よりも、サトトンとの会話が増えている気がしているよ。土地も、なんだか良い物件を見つけ、前向きに検討したい…そんな状態。何よりも私の精神状態が落ち着いてきた気がしているよ。
結婚する前には、「何でも話し合える2人でいよう」と決めたのに、8年も経つと「まぁ、別に話さなくてもいいや」って思うことが増えていたみたい。どーでも良いことばかり話してて、大事なことは話さなくなってたっていうか…。そのことをちょっとかんがえさせたらここ数週間。