だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

現実を見つめて 3

昨日の夜から朝6時まで、クマプーと二人で「本当にあの土地を買うべきか」で話し合った。


私は、あの土地の立地条件と景観がとても好きだった。息子が家の前で元気に遊ぶ姿と、明るい日がさすリビングを想像して、これからの生活を夢見ていたのは事実。


★家計を預かる身としては、支払い額に不安がある。

☆いや、予算オーバーも、本当に気に入ったものなら耐えられるのでは?

☆土地先行融資で更に中間金も出してくれる銀行があるらしい。

★私が仕事をする前提で購入に踏み切る?

★どうしてもあの場所ならば、住みたい家を諦める違う工務店にする?

でも、土地の予算をオーバーしていた私たちが、更に建てたい家をそこに建てようとすると、もっともっと予算オーバーになってしまうということに、午前3時に気づいたのである。

クマプーが15分仮眠している間に、穴が開くほど見積書や資金計画書を眺めていて気がついた。MAT-TUNが作ってくれた資金計画と、銀行に申請した書類には、必要経費が手数料などしか載っていなかった。山Pが作った見積もりに計上されている、外構やインテリア工事費、解体、土地改良(必要かどうか未定)の270万がが、一切考えられていなかったのである。それに気づかなかった私たちも間抜けだし、申請書類としてそれを見積もりを提出したのに、MAT-TUNも気づいていなかったのだ。


仮眠が終わったクマプーに
「本当は、このくらい必要なんじゃない?」
という、正確な金額を出して見せた後、その金額で再度ローンの返済シミュレーションしてみたところ…借り入れが当初の予算を更に何百万もオーバーし、ローンを支払っていくと、我が家の年間貯蓄可能額が12万円程度にしかならないことが判明。将来設計が成り立たないという結論に達した。


もちろん、生活を切り詰める、欲しいものを我慢する、私が働くなど、今の生活をガラッと変えれば払えるかも知れない。ただ、私が働くのが前提というのも、もし2人目が出来たら?など、確実性がないので危険だ。そんな見切り発車はとてもできない。



…朝5時。ようやく私たち夫婦の結論が出た。
「あの土地は、諦めよう」


朝5時半。クマプーは、MAT-TUNとMAT-TUNの上司宛に、こちらの事情と話し合った内容、そして、土地の契約は諦めるというメールを出した。本当にあの土地は素晴らしかったけれど、自分の気に入った家を建てられたらどんなに素敵だろう?と思ったけれど、担当MAT-TUNも、とても親身になって話を聞いてくれ、たくさん骨を折ってくれたけれど…。でも、まずは家族が無理なく生活していくことが大事なのだという結論だ。


クマプーは仕事まで1時間半仮眠。私は、布団にとりあえず入ったが、このまま寝てしまうと絶対起きられない!と思ったので、ほとんど寝ずに起床時間を迎えた。


寝不足だけど、せっかく治ってきた風邪が再び悪化している気がしたけれど、家計のことをクマプーと洗いざらい話せたこと、今後の進むべき方向などがはっきりし、気持ちはとても落ち着いた。久々に笑ったし、久々にサトトンとゆっくり過ごした。


明日は、クマプーと2人不動産屋に出向き、今回の説明と謝罪をしてくる予定。サトトンは友達の家に預かってもらう予定。