ウッカリン坊 後日談

新学期早々、二日連続、箸を持たせ忘れるというウッカリを披露した私。その後、先生に「すみません」という内容を連絡帳に書いた。その返事に、ちょっと感動したので記録しておく。

一日目、「はし箱はあるのに中が入ってないんだよなぁ、ほらみて」とサトトン君。事務所に借りに行きました。二日目、「今日ははし箱も何もないよ！！」と事務所に慣れた風に借りに行きました。何かなかったりすると不安になりがちなサトトン君だったのに、とてもたくましく感じました。

たしかに、サトトンは、何か忘れたり、他の子と同じようにできなかったりすると不安そうな顔をしたり泣いたりしてたっけ…。今回、お箸を忘れたって指摘された時も、一番最初に
「もしかして、サトトン泣いちゃった？」
と、私も心配した。でも、そのサトトンがなかなかった。そして、状況をちゃんと先生に説明できた。それって、成長したってことなんだなぁ。そんなこと、先生に言われるまで全然気づかなかった。

ただ、忘れ物をしただけなのに、先生はサトトンの成長に気づいてくれた。それが、嬉しかった。いい先生にめぐり合えた気がした。