熟読
サトトンが文字を読めるようになったのは3歳になりたての頃。幼稚園に入る頃にはひらがなを読み、徐々にカタカナ、簡単な漢字(大中小とか、上下とか)を読んでいる。そして、身の回りにあるものは、とりあえず読む。そして、興味があるものは、何度も何度も読む。
例えば、恐竜図鑑とか。去年は、とにかく朝から晩まで恐竜図鑑を音読(ここポイント)していた。まさに念仏状態。
「ティラノサウルス、はくあきこうき、たいちょう12メートル、たいじゅう…」
と、ひたすら読み上げる日々。やっと落ち着いたなぁと思っていたら、最近では「ゲームの説明書」の熟読が続いている。音読こそしないけれど、各ステージの名前やら、アイテムやら敵の名前やら…ものすごい情報量を頭にインプットしている。そう、データ大好きのインプット派なのだ。オタクなのだ。
我が家にあるゲームは、最新のもので2004年に出たもの(しかも借り物)だから、サトトンの友達は誰も知らないゲームしかない。もちろん、DSなんていう子供向けのものはないので、誰とも話が合わないと思う。でも、サトトンは特に気にしていないようだ。朝もはよから、「ドラクエ8」の必殺技などをブツブツ読んでいらっしゃる。
ちょっと将来が心配…。
それでも、振り仮名が振られていることでいろんな言葉を覚えたり、街角の看板に書かれた漢字も大体の勘で読んだりするようになった(今日も、「こちらからお入り下さい」って、普通に読んでいた)。読むのは悪いことじゃない。覚えるのも悪いことじゃない。今は説明書だけど、今後もいろんなブームが訪れて、いろんなものを読んで覚えて、「読むこと」が苦じゃない人になってれくたらいいな。