だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

春休みの日本語教室

ボランティアで週に一度通っている日本語教室。きちんと教え始めたのは1月からなのだが、教室の場所を3箇所に分けるため、今担当している韓国人ママの授業は今日でおしまい。そんなわけで、今のクラスは今日がラストなため、授業を早めに切り上げて「お茶会」が行われた。






私は新参者だったし、お茶会は出ずにサトルを幼稚園に迎えに行くなんてことも多々あり、ア今日がラストなのにはじめて話す人なんかも居た。中国人女性の隣に座って話をしていたら


「先生は…若いですよね?でも、大きなお子さんが居るんですね」


といわれた。春休み中のサトルも連れて行ったので、そういう発言が出たのだと思うが…とりあえず「若い」という部分はサックリ否定しておいた。それでも更に食い下がってきて「失礼ですが何歳ですか」と聞かれたので、正直に「さ…さんじゅうにさいです」と返答。すると


「そうなんですか!いや、最初は学生だと思っていました。
 中学生くらいかと思いました。いやーーーおどろきました(汗)」


とのこと。おいおい、若く見てくれたのは嬉しいけれど中学生は若すぎでは?というか、それじゃ、ヘタしたら子ども扱いされてたんじゃないか!いくら日本人が若く見られるからと言って、中国人なら感覚は近いんじゃないの?今後、欧米人を担当したら私は一体どういう扱いになってしまうの?


その後も、サトルと一緒の私を見た人々が「結婚してたのね」「ずいぶん大きなお子さんが居るのね」などと言い出し(日本人同士でも)、そのたびに否定しつづけるはめになった。おい、何の嫌がらせですかコレは?若く見られるのをいいことに、多少の失敗もエヘヘと笑ってごまかして生きていくのも楽だけど、あまりにも扱いが年下すぎるのはやっぱり問題だよ。困るなぁ。


ところで。今日は春休みだったので、サトルのほかにも連れてこられた子どもが何人か来ていた。最初はみんなモジモジしていたんだけど、途中からみんなで仲良く遊び始めてとても安心した。みんなでギャーギャー楽しそうにしているのを見ながら


「あの子供たち、日本人はサトルだけだ」


と気づいた。子どものほうが日本語の上達が早いので、サトルは特にコミュニケーションで困っている様子もないのだけど。それなりに英語や韓国語が混ざっていて、サトルも「こうやって言うんだよ」と教わってたりして非常に興味深い。韓国ドラマや映画で良く耳にする「オッパ(お兄ちゃん)」という言葉も、サトルが実際に「サトルオッパ」とか呼ばれてたりするとヒョエーとか思ってしまう。ちなみに私は「ソンセンニム(先生様)」とか呼ばれたりして、さらにヒョエーと思う。(別にものすごく尊敬されているわけではなく、韓国では医者にも社長にも先生にも「サマ」はつく。念のため)


私の都合でサトルを日本語教室に連れてきてしまったけれど、こうやっていろんな国の人や言葉や文化に触れる機会なんてなかなかないし。サトルにとっては貴重な経験だと思うので、まぁヨシとしよう。帰ってきてから


「にほんごきょうしつ、たのしかったね」


とサトルが言ってくれて、私はそれだけでなんだか満足出来た気がするよ(今日の授業内容は非常にふがいない感じだったけれど)。