だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

日本語教室、その後

9月末から、ボランティアグループ主催の日本語教室に月に何回か顔を出している。通っている外国人のほとんどが主婦で、子連れで勉強している人もあり、子供が幼稚園に通っていて、私に園のママとの会話で分からなかったことを聞きに来る人もあり、いろいろと共通点があって私は結構居心地が良い。それに、「教室内では宗教・歴史・政治については話をしないこと」になっているので、いきなり自分の考え・歴史観などを問われないのも良い(←かつて、ハングル先生に驚かされたことがあるので・笑)


私は、別に教えているわけではなくて勉強中というか研修中という扱いで、他のボランティア先生の授業を見学中だ。グループ発足以来、この道10年というボランティアさん(70歳)が先生を務めるグループレッスンをひたすら見学している。その中で、外国人にとって、どんな言葉や言い回しが難しいのか、日本人が意識していない独特の言い回しとか、そういうものに気づかされている。


普段、何気なく口をついて出る言葉ほど教科書では教えてはくれないものが多く、だからこそ聞き取れずに困っている場合が多いようだ。相槌ひとつ取っても、そういうことがあるそうだ。先日は、


「あぁ、そうなんだぁ」は、どんな意味ですか?


と聞かれた。「そうなんだ」って何?だって。教科書では「あぁ、そうですか」「そうです」「そうですね」という表現はあるんだけどね。確かに分からないかも。


それに、漢字を使わない欧米人にとって、感じは単なる模様・記号にしか見えないってこと、漢字を用い、筆談で通じそうな相手(中国・韓国)の場合でも、国によって細かな意味が異なることなども知った(例えば「愛人」は、中国では「妻」韓国では「恋人」。 「手紙」は中国では「トイレットペーパー」の意味……など)


いろいろ発見があって面白い。ま、私は実際に教えているわけではなくて、子連れで来た人のヘルプとして子守りをやったりしている気楽な立場だから、面白がって居られるのかも知れないけれど。それでも、日本語って面白いなぁって興味が湧いてきた。


授業が終わった後、生徒さんが今度は英語や韓国語の先生になってくれたりして(ま、日本語が不自由なので授業以外では母国語って人が多いだけの話だが…)、主婦生活でのほほんとしている私の脳みそが、ピピピピッと刺激されている気がして楽しい。幸い、私には乳飲み子も居ないし、昼間は時間もある。無駄にテレビ見て、ネットして、お菓子食べて太るよりは、週に1時間くらいは脳味噌を肥えさせるのもいいんじゃないかな…と思ったりしている。