カロートペンダント

25日の日記に書いた友達から、メールが来た。お見舞いありがとうというお礼の言葉と、ネットにつなげない環境なので調べて欲しいことがある……って内容。調べて欲しいものは、「遺骨をペンダントトップに出来るもの」だった。ズズーーーン。そういうのを調べるのって、またしても涙が出そうなんですけど…。

「急ぎではないので」
とは言っているけれど、あんまり遅くなってもなぁと思って調べてみた。もちろん私は、そのペンダントとは無縁だし今まで一度も聞いた事がなくて、全然想像がつかなかった。私の頭の中では、遺骨に穴を開けて鎖を通しているイメージになってしまって（貧相すぎ）、かなりグロテスクになってしまった。そんなわけないじゃん…！

調べてみたら、それの正式名称は「カロートペンダント」というらしい。中に、粉にした遺骨を入れるらしい。もちろん素材によって値段はさまざま。1万円代がシルバーで、最高値で6万円代だった。それ以外にも、遺骨で人造ダイヤモンドを作ったりも出来るらしくて、何十万円もしていたよ。
「両親の遺骨を混ぜてダイヤモンド作りました」
とか書いてあって、それはさすがに引いた。故人を悼む気持ち、いつも一緒にいて思い出したいという気持ちは理解できるのだが…遺骨を粉末化（遺灰でもいいけど）→炭素抽出→高温高圧で処理…という過程を経るくらいなら、安らかに眠らせてあげたい気持ちしたりする。それぞれ、思いはイロイロだと思うので、私はとやかく言うことではないかも知れないけれど。

世の中には、いろんな商売があるんだなぁ。
商売って言い方をするには、扱うものがちょっとびっくりだけれど。友達の心が、そのペンダントを入手することで少しでも落ち着くのならば、やはり彼女のために良いものを探してあげたいよ。