だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

大曲の花火

danzo2005-08-27



心配されていた台風も、秋田に来る前に反れてどこかへ行ってしまったらしい。予定通り、今年も大曲の花火は行われることになり、私の両親と私たち3人は母の実家へと移動した。母の実家は、花火会場に近いので、いつもお邪魔しているのだ。サトルも花火が好きなので、ワクワクしてでかけた。


去年は、最後まで桟敷席に座っていて帰りの人ごみ渋滞にはまって大変だったっけなぁ…ってことを思い出したよ。疲れたサトルは、クマプーに抱っこされて寝てしまったんだけど、人ごみに挟まれて身動きが取れなくなったら上手に眠れなくて号泣。周りの人はそういう時とても冷たい。そして、誰もが自分勝手…。だから、今年は桟敷に行ったとしても早めに退散しようね…とクマプーと話し合ったよ。


そして、今年はお客さんが多くて桟敷席が狭いので、自宅付近で見るモノと桟敷席で見るモノの二つに分かれることになった。私たちは、桟敷へ行かせて貰うことになり、サトルはジンベイを来てイソイソと会場へ移動した。昼の明るいうちから花火が始まり(昼花火)、きれいな煙や落下傘を楽しみつつの移動だったので、サトルもなんとか頑張って歩いてくれたよ。昼寝もしておいたし、こりゃ今年も楽しんで見れるかな?とも思っていたよ。昼花火終了から夜花火までの一時間で、大慌てで夕飯を食べ、サトルはでっかい炊き込み御飯のオニギリやブドウを山盛り食べスタンバイ。



でも……甘かった。


大きくなってきたから、花火を楽しめると思ったら大間違い。成長するというのは、平気なものが増えると同時に怖いものも増えるのだ(泣)。まず、桟敷席へ昇る階段近くの場所だったというのが敗因の一つだった。人が移動すると、やっぱり少し揺れる。すっかり地震恐怖症になってしまったサトルは、少し揺れると私にしがみついて「揺れてるよ。揺れてるヨーーーー(泣)」と大騒ぎ。そして、第二の敗因はサトルが重低音が嫌いになったってこと。CDショップ・レンタルショップで流れているBGMはほとんどの場合、重低音が効いていて大音量……これがサトルにとって鬼門で、CDはダッシュで購入するはめになっているのだ。そんなサトルに、花火の音(周りの山々にこだましていつまでも鳴り止まない大音響)と花火のテーマとして流れる音楽(会場に響き渡る大音響)。ダブルパンチ!


そういうわけで、私たちは第5号が打ち上げられた時点で花火会場を去り、実家へと戻ったのであった。その後もサトルは、家の中から見る花火は平気だけど外で見ると怖がり(やっぱり、山に響いているのがダメらしい)、実家の前で手持ち花火をやることにした。空の大輪の花火よりも、手元にある小さな花。それで満足らしいよ。クマじいちゃんが「これでもかっ」てくらい花火を買ってくれていたので、いつまで経っても終わらなかったけど(笑)、サトルはとても楽しめたようだ。ホッ。


夜遅くまで、大人は飲んだり食べたり。サトルも11時半くらいまで起きていて、コテンと寝てしまった。明日は東京に戻るのだし、疲れが残らなければいいな・・・大人も子供も。