だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

 映画を見にいく

今日は、韓国語を一緒に勉強している仲間で韓国映画マラソン」を見にいくことにしていた。サトルは、今学期最後の延長保育をお願いしており、午前中から昼食を挟み5時までの保育となった……そんなに長時間がんばれるのかなぁ?ちょっと心配、でもワクワク。行き先は池袋。東京で映画を見るのははじめての経験だ。


映画は、自閉症の青年がマラソンを通じていろいろな人と関わっていく様を実話を元に描いたヒューマンドラマだ。いや〜、なんかポロポロ泣いてしまった。障碍がどうこう、の前に、
「ムスコを持つ母」
目線で見ているので、なんだかとても胸にぐっと来てしまったし。主人公のひたむきな感じと純真さにもなんだか涙しちゃったし。そして、主人公の母と私の友達の姿をだぶらせてしまって、涙してしまって。なんだか、いろんなことを考えながら泣いていた気がする。場内は、あちこちから花をすする音が聞こえ、一緒に行った4人はとにかくハンカチを手放せなかったのだった。


映画館を出てから、4人でランチ。そこで、韓国人のママから
「韓国は、障碍を持っている人への対応はきちんとしてきたのは
 本当に最近なんです。病院に入れとけとか、外に出さずに見張っとけ
なんて、当然のように言われていたんですよ。」
という話を聞いた。映画の中でも、主人公はとてもひどい言われようだったなぁ。映画のラストに「韓国で自閉症が障害者認定されたのは1999年です」というテロップが流れことことからも、決して障害者福祉が進んでいるとはいえないんだな…と思った。


ランチをしながら、映画→日常→まじめな話、と、どんどん内容が濃くなっていき、気づけば二時間以上同じ店でおしゃべりをしていた私たち。韓国人から見た日本、世界の中の日本、そして日本の歴史などについても話していたけれど、もっと私は日本のことを知らなければいけないと切実に思った。一番困ったのは、

「日本は、どうしてアジアだけで足らずに真珠湾を攻撃したの?」

と聞かれた時。歴史の授業で習ったけれど、そんなのすっかり記憶から消えてるし、人に分かりやすく説明する力なんてない。もっと、いろいろ知りたい。そして、伝えてみたいとそう思った1日になった。