はさみチョキチョキ

　幼稚園の「お道具」の中には「はさみ」がある。「こどもちゃれんじ　ぽけっと（しまじろう）」の絵本の中には「ちょっきんぺったん」という「はさみやのり」を使うものがある。そうか…サトルも、もうハサミを使うことが出来るような成長過程にいるんだなぁ。そう思って、ちょっと使わせてみたのが2月。サトルって、もしかして不器用なタイプなのではないか？と心配になってしまった。もともと、何をやるにもスローな感じはしていたんだけれど、このまま行くと幼稚園で
「出来ない子チーム」
に入ってしまいそう。出来ない出来ないと騒いでくれればまだいいけれど、人知れず出来ないまま放置されてしまうんじゃないか？なんて、悪い想像もしてしまった私。

　そう思ったらとまらない。いざ、練習練習。ちょっとでも触れておいて、
「あぁ、これやったことあるぞ」
って自信につながってくれれば…なんて思って、「はじめてのきりえ―2・3・4歳 (きる・はる・こうさく (1))」というドリルを買ってみた。「くもん」のドリルだ。くもん得意の反復練習タイプなので、なんとなく「訓練」って気がして迷ったんだけど、思ったよりもサトルは楽しそうに取り組んでいる。たくさんやると飽きるから、1日2〜3枚だけやることにしたのも良かったのだろう。集中力が持続しているうちにやるので、危険も少ないしサトルも楽しい。

　最初は、まっすぐ切るのすらおぼつかなかったのに、今は、斜めに切ったりグルグル回転したり、上達してきたみたい。ただ、家にあるはさみが「かなり前に買った100円ショップモノ」なので、切れ味が悪いのがいただけない。無理に力を入れているみたいなので、手が赤くなっている。幼児向けの新品を買おうと思って文具を見に行ったら、キャラクターのないシンプルなものはほぼ売り切れ。新学期前だからかな〜？
　
　仕事が早くなくても、せめて丁寧に仕上げられるような、そんな人になって欲しいよ。（私は早いけど雑なので…）