だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

まもなく、はっちゃちまつ(発車します)

とうとう秋田にもお別れ。長い長い冬休みを満喫して、サトルと二人新幹線で東京へ戻る日がやってきた。私の母が午前中仕事を休んで見送りに来てくれたので、サトルも嬉しかったことと思う。私が切符を買っている間、サトルはおばあちゃんと一緒に駅弁を楽しく買いに行っていたよ。私は私で、「隣に誰も座ってない座席がいいんです(きりり)」みたいな、怪しいオーダーをして切符を購入。サトルの分のお金は払ってないけど、これで座席確保である(駅に停まるのたびに、隣に誰か来ないか焦るんだけどね)。

秋田新幹線「こまち」に乗って、おばあちゃんにバイバイしながら発車を待つ間、サトルはずっと
「ばいばーい、また遊びにきてね〜」
と言っていた。…遊びに来てるのはサトルの方なんだけどね〜と、心の中でつっこみを入れていたら出発の時刻になった。なんとなく見送りの寂しさに浸っていたのだが、新幹線に乗ってワクワクしているサトルの姿をビデオに収めていたら余韻に浸っている場合でもなくなった。サトルってば、ワクワクして外を見ていたら雪に反射した光に目をやられて半べそだったくせに、車内アナウンスの音楽が流れ出したら、目を輝かせて聞いてるし…。本当にオタクへの道を突っ走っているとしか思えないぞ。(←それを私が増長しているのかも知れないけれどさ)


寝坊したので朝ご飯が遅かったのに、サトルは乗ってすぐに駅弁を食べたがってたんだけど…なんとかなだめてお昼に食べた。しかも、ものすごくいっぱい食べてたよ。そして、終始元気に過ごしていた。私はサトルの横でウトウトして首を痛めたり窓に頭をぶつけたりしてたんだけど、サトルは眠そうになる気配もなく、お菓子を食べたり新幹線の模型やチョロQで遊んでいた。


ウトウトしてるうちに、気づけば埼玉に入っていて…そこからは新幹線の線路と普通電車の線路が並行して走っているので大変。何本も電車を追い越すは、新幹線同士すれ違うはで、サトル大興奮である。本当は上野で降りても良かったんだけど、わざわざ東京駅まで行って、山ほど新幹線と電車を見て、それから山手線へ…。もう、サトルにとっては至福の時だったと思う。いつ寝るか、いつ寝るか…と思っていたけれど、結局一睡もせずに秋田→自宅へと移動してしまった。サトルは本当に寝ない子だなぁ。


サトルは、自宅にあるオモチャと感動の再会を果たしたらしくて夢中で遊び、私は猛ダッシュで風呂と夕飯の支度を済ませたつもりだったけれど、やっぱり勘が鈍っていて手際が悪くなってしまっていた。そうこうしているうちに、サトルは眠くなって急変。大声で
「おうちが動いてるよーーーーーー!こわいよーーーーー!」
と泣き叫んで部屋中を走り始めてしまった。何が起きたのか全然理解できず、見ているこっちのほうが怖かった。結局、抱っこしても一緒に布団に入っても回復せず、電車の絵本を読んでいる時は泣き止むくせに部屋を暗くすると号泣する…というのを繰り返した。疲れなのか、電車に乗りつづけた余韻なのか、全然分からなかったのだが、そのうち疲れて寝てしまった。


サトルが寝たことで、私もやっと家に着いてから座ってお茶を飲めた。実家で、いかに自分がくつろぎまくっていたのかが分かった瞬間だ。この冬休みはリフレッシュ休暇だったと思って、これから主婦業を頑張ろう。