友達の作り方
友達作りに、正解なんてない。
こうしなくちゃ駄目とか、決まりなんてない。
私が子どもの時は、もちろん学校で遊ぶ約束はしてきたけど、偶然途中で会った子も加わってたり、いつの間にか誰かが帰ってたり、適当だった(笑)
サトトンたちは今まで、学校でも約束してくるけど、帰ってお母さんに聞いてから…というのが結構多くて、帰宅後にもう一度電話して確認したりしていた。なんか、もっと、適当でもいいのになぁ…と思っていたんだけど。転校後、やっぱりそれがあだになってしまった。
転校後、家の目の前に学童保育の公園があって、しばらくはそこに通っていたんだけど、どうやら飽きたらしい。学童の子どもは、公園から出られないからだ。
それなら、クラスの友達に「今日遊ぼう」と言ってごらん、と話しても
「友達なんていない。誰も遊んでくれない。どうしたら友達出来るんだろう?」
と悩んでばかり。
だから今日は、学校の校庭に連れて来てみた。せっかく毎日校庭が開放されているんだから、行けば知ってる誰かが居るにちがいない…と思ったからだ。
でも、サトトンは、
「だって、遊ぶ約束してないから」
と、クラスの子に会っても、声すらかけない。近くに来たボールを拾ってあげたのに、言葉すら発しない。
そんなのおかしいだろ(-"-;)
見ていて、私はプチッと切れてしまった。
「サトトンがそんな態度だから、みんな声かけてくれないんだよ(`o´)」
本当は、転校後は優しくケアしてあげようと思ってたのに、あっさりぶちきれるダメ母な私(-.-;)
結局、
「声かけないでお母さんと遊ぶつもりなら帰るぞ(-_-#)」
と脅しをかけてしまった。文字通り、強引にサトトンの背中を押す形で子どもの輪の中へ投入。
さすがにサトトンも、助けてはもらえないと覚悟を決めたらしく、2分ほどウジウジしてから、クラスの男の子のところにブワ〜〜〜っと走って行ったよ。
無事、輪に加わり、サトトンは遊んだわけなんだけど…。サトトンなりに勇気を出した結果だと思うので、褒め称えたいけど遠くに居すぎだし。黙って帰ったら怒りそうだから…仕方ないので校庭の端でずっと待っていた私。私は、きっかけだけは作ってあげれるけど、そこから先はサトトンが頑張るしかないんだよね〜(ノ_<。)
小学校を二回転校して、地元ではない殆ど知らない人ばかりの中学に行かされて、大学では県外で一人暮らしをしたおかげで、私は結構頑張って人と関わろうという性格になった(と思っている)。
サトトンよ。この経験は、絶対無駄にはならないからね!頑張れよ〜〜(o~-')b