だんの生活(リターンズ?)

お酒はたしなむ程度にしたいアラフィフです

スクールカウンセラーさんとの話。

先日、スクールカウンセラーに相談に行ってきた。


まずは、カウンセラーさんに家探し中から引っ越し後まで、さととんがとても頑張って我慢してくれたこと、今は越境で通学していること、4月からは転校することなど話した。
後は、年長の時に「うごいちゃうよー」になったこと。


今は、何か不安や不満がありそうな場面で「気持ち悪い」と言うこと。


誉めても慰めても、聞き入れようとしないこと。


そんな様子を話してみたら、カウンセラーさんは、さととんを
「ちょっと神経質で、いろいろと深く考える子。でも、かしこい子。」
と分析したらしい。


「気持ち悪い」という態度になってしまう原因として考えられるのは、
「自分の中の不安や不満を上手に言葉に表現できないこと」
が考えられるそうだ。


最初は、本当に体調が悪かったかも知れないけれど、その時に

「やさしくしてくれた」
「自分に関心をもってくれた」

と感じたので、寂しい気持ちや不安な気持ちを表すために、そういう表現になったのかも知れないそうだ。なので、週末にみんなで食事をする時に、自分のことを見て欲しい、という気持ちから


「気持ち悪い」


と言ってしまうのかも…だって。


もしさととんがまた
「気持ち悪い」
と言った時の対処法としては
「気持ち悪いとイヤだね。」
と、まずは気持ちをちゃんと言葉にしてあげること。
「何か、不安なこと(嫌なこと)あったかな?」
と、聞いてあげることが一番なのだそうだ。


一番よくないのは
「じゃあ、気持ち悪いのならご飯食べないほうがいいね」
と、それで終わりにしてしまうことだって。


1年生とは言いながら、まだ小さい子どもなのだから、自分の気持ちを上手に言葉に出来ないのは当たり前。それを、一つ一つ、こちら側から引き出して、言葉にしてあげると


「あぁ、こういう気持ちの時は、こうやって伝えればいいんだな」


とさととんも理解して、上手に言葉に出来るようになるんだって。そうすれば、徐々に自分の上手く気持ちを伝えられるようになり、「気持ち悪い」発言は減っていくはず…とのことだった。


誉めても、あまり喜ばない、不満に思っているような場合は、

「とても上手だね」


だけではなく、


「上手にかけているよ。だけど、さととんはもっと上手に書きたいんだよね。でも、お母さんはこの字(絵)でも、とても上手に出来ていると思うよ」


と、さととんの「もっと出来るはず、やりたい」という気持ちを、言葉にしてあげることが良いともこと。お母さんは闇雲に誉めているわけではなく、さととんの頑張りたい気持ちもちゃんと理解しているんだよ、でも大丈夫だよ、と伝えることが大事なのだとか。


最近は


「また、気持ち悪くなったらどうしよう?」


ということも言っているんだけど、(「予期不安」というらしい)もし、そういう風に不安があっていたら


「気持ち悪くなるのはイヤだもんね。でも、もしそうなっても大丈夫だよ。お母さん(お父さん)が居るからね。大丈夫だよ」


と言ってあげることが大事だそうだ。


「さととんの気持ちを理解しているよ。でも、それでいいんだよ。」


と、親が思っていることを伝えることが、今のさととんには必要なことみたい。


「でも、そうやって、大丈夫だよ、いいんだよ、と言ってあげることはさととんにとって良いことなんですか?ワガママになったり、甘やかしていることにはなりませんか?」


と聞いたら、


「小学生になって、ご両親からしてみれば大きくなったと思っているかも知れないけど、まだまだ甘えたいし、上手に話せないし、スキンシップも大事な時期です。甘えたいという気持ちを突き放してしまうのは良くありません。話を聞いていると、我慢出来てしまうお子さんのようですから、大人から見たら大丈夫に思えるかも知れませんが、我慢してストレスがたまってしまうと、いずれ爆発してしまいます。そうなる前に、ちゃんと受け止めてあげることが大事ですよ。甘えたい気持ちが十分に満たされれば、子どもは自然に独り立ちしていきます。」

というようなことを言われた。


後は、「父親と息子」の関係についても話があった。


男の子にとって父親とは、尊敬すべき理想像なのだそうだ。だから、男の子は
「お父さんと一緒に何かをする」
ことで、

「お父さんと同じことが出来る!」


と、自信をつけていくんだって。まあ、ある程度モノが分かってくると


「お父さんにはかなわない…(ションボリ)」


となる時期が来るけれど、それでも、お父さんと何かをやるということが、とても重要だと言っていたよ。なので、なかなか時間が取れないかも知れないけれど、父子で遊んだり何かを作ったり、「一緒に何かをする」ことが、さととんに自信をつけさせる良い機会になるのではないか、とのことだった。


「気持ち悪い」にしても「誉める」にしても、私に余裕がないとすぐにイライラしていたし「大丈夫だよ」とは言ってあげたつもりだけれど、さととんの気持ちや考えていることを言葉にしてあげるという発想はなかったので、今日話を聞いてみて良かったなと思った。


なので、今日からはちょっと、意識してやってみようと思う。


心に余裕がなくて、いつも失敗してばかりだけど、意識するのとしないのとでは、きっと違うはずだからさ。