見てしまった…火垂の墓(ネタバレあり)
あぁ、やっちまった。絶対に見るもんかと思っていたのに、つい出来心で「火垂の墓」(金曜ロードショー)を全部見てしまった。最初にTVで放送された時に見て、それ以来何年も放送されるものをかたくなに拒んできたっていうのに…。実は、我が家にはかなり前に放送されたものを録画したビデオもあるんだけど、それも二度と見ないと心に決めていた。なのに…(泣)
良い映画か悪い映画かと言えば、良い映画なんだと思うんだけど。初めて見た時は、ただただボロボロと泣いた記憶がある。でも、今回は泣かなかった。泣けなかった。以前は、子ども側の目線で見ていたんだろうなぁ…今は、大人(というか母親)の目線で見ている感じ。
「あぁ、そんなことするから…。
だめだめ、生きてるだけで幸せなんだから…。
ほら、ちゃんと親戚の家に残りなさい」
と、説教したくなっちゃう。なんとかして、子どもたちが生きていられる道に戻したくなってしまう。前は、
「そんな、オバサンのとこなんか早く出ちゃえよ〜」
と思っていた気もする。若かったなぁ…私。
つい最近、韓国人ママさんに「第二次世界大戦」のことを聞かれたので、その後しばらく日本の歴史などを復習した。そして、日本がアジア諸国にやったことなどもいろいろと知った。だからなのかも知れないけれど、これまでとはちょっとだけ目線が違うかも。いろいろと書きたいことはあるけれど、うまく表現できないのでここには書かないことにする。
それにしても、見た後に「ズズズーン(暗黒)」という思いしか残らないな…相変わらず。だから見たくなかったのに…。ずーーーっとこの後何時間も、戦争のこととか、当時のこととか、そういう事柄に心を支配されてしまうんだよ。いや、忘れてはいけないことなのだけれど、あまりにも重たすぎて冷静に考えられなくなっちゃうんだよ。もう。